札幌・コバワールドスキー場 自然農園に衣替え 来月オープン

 営業を停止している札幌市のコバワールドスキー場(中央区盤渓)が6月1日、自然農園「コバヴィレッジ」に衣替えする。札幌市の造園11 件会社が、スキー場の所有者から46ヘクタールの敷地を借り受け、市民農園キャンプサイトなどを備えたレジャーパーク型農園として整備。スキー場の再開は断念する。

 コバヴィレッジを開設するのは、造園11 件業フォレストリーフ(札幌)の運営子会社のコバヴィレッジ。6月1日に市民農園(1・5ヘクタール)を開園するほか、既存の3階建てクラブハウスを改装し、地元食材を使った料理を提供するレストランや託児所を完備。キッチン付きイベントスペースや石窯、薫製器も貸し出す。

 このほか年内にキャンプサイト、5千人規模の野外ステージ、ドッグランなどを整備。さらに来年以降、ガーデニングの見本園などを造成する予定だ。総事業費は約7千万円を見込む。

 オープンに先立ち、市民農園300区画(1区画50平方メートル)のうち、200区画の受け付けを開始。オープン記念として、今シーズンは通常の半額の1万円で提供する。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/369384.html