大阪のご当地ヒーロー「トライオー」、空中庭園展望台で最終話撮影

ユーチューブで配信中の特撮ドラマ「浪速伝説トライオー エピソード1」(全12話)の最終話の撮影が7月11日、新梅田シティ空中庭園展望台大阪市北区大淀中1)で行われた。

【画像】真虎斗役の中村憲晶さん

 大阪の活性化を目指し、市内の中小企業経営者らで組織する大阪ヒーロー実行員会(中央区)が立ち上げた大阪のご当地ヒーロー「浪速伝説トライオー」。秋田の「超神ネイガー」や沖縄の「琉神マブヤー」などを手掛けた海老名保さんがプロデュースした。トラをモチーフにしたデザインで、阪神タイガースの「トラ」、挑戦の「トライ」、大阪の「オー」から名付けられ、面白くないことを言って大阪中の笑顔を奪う悪の軍団「スベル族」から大阪の元気と笑顔を守るため日々戦っている。

 トライオーは昨年10月、道頓堀でデビュー。同日から特撮ドラマ「浪速伝説トライオー エピソードゼロ」の配信が始まり、ショッピングモールやイベント会場などでのヒーローショーやゲスト出演などでも活躍する。

 現在配信中の「エピソード1」は5月24日から毎週木曜日に配信。通天閣中之島大阪プロレス会場など大阪の各地で撮影し、今月12日に第8話まで配信している。今回撮影したのは、第11話と12話。監督のハジメ在季さんは「大阪中を見渡すことができ、大阪の街を守るというコンセプトに合っているので最終話のロケ地を空中庭園展望台に決めた」と話す。「トライオーが過去最大のピンチに見舞われる。同立ち向かうかが見どころ」

 撮影に参加した主人公の真虎斗役の中村憲晶さんは「大阪のご当地ヒーローなので大阪弁を意識して話している。記憶喪失だけど大阪を守る役柄なので、明るい気持ちで頼れるお兄さんとして温かい空気を出そうと意識している」と話す。トライオー出演の反響については、「最初は(反響が)なかったが、途中から小さい子どもに『見たことある』と道で指を指されたりするようになった。父親が阪神ファンなので応援してくれている。暗いニュースが多いので、大阪の地域の方と一緒に盛り上げていければ」と意気込む。

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