ユニバ園芸初値は11%高、観葉植物レンタルなど−ジャスダック上場

4月26日(ブルームバーグ):大証ジャスダック市場にきょう新規株式公開(IPO)したユニバーサル園芸社株は買い気配で始まり、午前9時20分に形成した初値は1455円と、公開価格の1310円を11%上回った。その後1480円まで買われる場面があった。
ユニバ園芸は、観葉植物のレンタルが主力事業で、オフィスや商業施設などの法人を主要顧客としている。園芸関連商品の販売や造園事業なども展開。2012年6月期の連結営業利益は前期比14%増の4億5400万円、1株当たり純利益は175円83銭を見込む。公開価格から算出した株価収益率(PER)は7.5倍。
いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長は、主力の法人向け観葉植物の貸し出しについて、「東京都心でオフィス供給が増える中にあって、ビジネス拡大のチャンス」と指摘。競合は激しいが、独自のノウハウを構築しており、「IT関連などに見られる派手さはないものの、業績や株価は堅調な推移が見込まれる」と言う。
IPOに伴う公募株数は20万株、売り出し18万株、オーバーアロットメントによる売り出しは5万7000株。主幹事は大和証券が務めている。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3287M1A74E901.html