七夕ナイト:坂本繁二郎生家の庭園、キャンドルで飾る−−久留米 /福岡

久留米市出身の洋画家、坂本繁二郎の生家=同市京町=で7日夜、庭園20+件をキャンドルで飾る「七夕ナイト」があった。家族連れら大勢の市民が訪れ、柔らかな光が彩る夏の夜を楽しんだ。

 武家屋敷の特徴を残し、市の文化財に指定されている生家を多くの人に見てもらおうと生家保存会が初めて企画した。この日は、京町校区女性の会が半分に切ったペットボトルに入れたキャンドル約150本を準備した。

 訪れた人たちは日暮れとともに、庭園20+件の緩やかな弧を描いた小道に並んだキャンドルに火をともし、光の天の川や星を浮かび上がらせた。また、地元の大正琴愛好家でつくる「京泉会」が七夕にちなんだ童謡などを披露し、雰囲気を盛り上げた。

 庭園20+件で長女愛ちゃん(1)の写真を撮っていた同市東合川の渡辺博美さん(37)は、「夏の訪れを感じます」と話していた。

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120708ddlk40040193000c.html