ボーノ屋上 市民参加で庭園づくり 植栽は? 23(土)意見交換会

来年3月の開業に向け、相模大野駅西側再開発地区で建設中の商業施設「bono(ボーノ)相模大野」では、屋上階部分に庭園が設けられる。市民に愛される場所にするため、どのような利用が望ましいか―。この街の新しい魅力を創造しようと組織された「相模大野宣伝部」では明後日23日(土)、市民参加型のワークショップを開催する。

 相模大野宣伝部とは、この再開発エリアを中心とした新たな街づくりの在り方を探ろうと昨年、発足した組織。NPO法人チームさがみはらプラス、さがまちコンソーシアム、野村不動産株式会社の三者により構成されている。

 同団体はこれまで、「相模大野で『いいな』と感じるところ」「30年後の大野で起こっていること」などをテーマに、100人規模のワークショップを開催。”大野好き”の意見をできるだけ多く集約し、街づくりに反映させようと、活動を進めている。

 また、組織では「音楽ダンスエンターテイメント課」「本でつながる課」など、個性的な12の部署を有する。今回のワークショップは、その中の「みんなのお庭づくり課」が企画したもので、bono最上階の屋上に予定されている庭の利用方法について、当日は意見交換が行われる。

ソフトはこれから

 ビルの工事は漸次進行中のため、庭園の設計や設備など、今からハード面での変更は難しいものの、植栽や花壇などのソフトについては現在、検討されている段階。当日のアイデアが活用される可能性もある。この商業ビルを手がける野村不動産(株)は、竣工後に庭園を利用したイベント開催なども視野にいれている。

 「訪れる人の憩いの場、まさに『街中(まちなか)の公園』のような使い方ができればと願っています。地域の方々の発想、発案を庭園の計画に活かしたいと思います」と、宣伝部ではたくさんの市民のワークショップ参加を心待ちにしている。

http://www.townnews.co.jp/0302/2012/06/21/148501.html