庄原の広場に癒やしの庭園

 庄原市中本町に市が整備中のまちなか広場(仮称)に、世界的な庭園デザイナーの石原和幸さん(54)=長崎市=が手掛けた庭園が姿を現した。13日、石原さんが市内の花愛好家でつくるしょうばら花会議のメンバーや地域住民25人とともに木や花の植え付けをした。

 庭園は、約1380平方メートルのまちなか広場の一角にあり、約100平方メートル。中央を流れる小川のあぜに、ツワブキやモミジ、紅梅などを植え、里山の風景を表現した。

 英国王立園芸協会主催のチェルシーフラワーショー(5月・ロンドン)で石原さんが職人的デザインの最高賞であるベストガーデン賞を取った作品をモチーフにした。

 石原さんは「完成度はまだ2割。地元の人たちによって、見物客が歓声を上げるような庭に育ててほしい」と言う。花会議の佐藤浩子理事長(68)は「ハナショウブやアヤメも植え、癒やされる空間にしたい」と意欲を見せている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206140001.html