小沢側近、政治資金で「いちゃキャバ」にアリス復活ライブ

30日に公開された2009年分の政治団体の収支報告書では、民主党議員が「いちゃキャバ」と呼ばれる密着度の高いキャバクラの飲食費や事業仕分けの仕分け人からの献金を計上するなど、批判を浴びそうな項目が並んだ。

 いちゃキャバの飲食費を計上したのは、松木謙公農林水産政務官の関係政治団体「けんこう冬日会」。収支報告書によると、同団体は昨年12月に都内のキャバクラ店で飲食した5万5000円を交際費名目で一時支出した。

 松木氏の事務所によると、久しぶりに上京してきた元私設秘書に「仲間とメシでも食えよ」と言ったところ、同店の領収書が提出され、「キャバクラと気付かず、団体から支出した」(同事務所)という。26日付で訂正し支出項目から削除したが、いったんは政治資金から支出。事務所は、元秘書から5万5000円の返金を受けたという。

 同団体は議員会館事務所で飼育するクリオネ約10匹の年間レンタル料31万5000円や、フォークグループ「アリス」の復活ライブのチケット代4万2000円も支出していた。

 また、昨年11月の事業仕分け第1弾の際、行政刷新会議担当の内閣府副大臣だった古川元久官房副長官資金管理団体「ふるげん未来塾」は同年12月、仕分け人を務めた都内の公認会計士から120万円の献金を受けた。神戸学院大法科大学院の上脇博之教授(憲法学)は「担当副大臣に高額献金する支持者を仕分け人に選定するとは疑念を生じさせる」と指摘した。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101201/plt1012011549006-n1.htm