谷垣キリリ“改造計画”コンタクトでナヨちゃん払拭!

弱腰イメージに悩む自民党谷垣禎一総裁(65)の改造計画が浮上している。トレードマークのメガネを止め、コンタクトレンズで精悍な印象を出そうというのだ。党の中堅議員らが盛んにイメチェン作戦を練るが、谷垣氏は夕刊フジの直撃に「変なものを目に入れられない」と拒否。異物挿入の恐怖を乗り切り、「変革した自民党」の象徴となれるか。

 谷垣氏といえば、7・3分けのヘアスタイルにメガネがお決まりだ。「普段の生活スタイルを変えない頑固者」(谷垣氏側近)という谷垣氏だが、2006年の自民党総裁選に初出馬以来、カラーシャツを着込んだり、メガネを「学級委員長ばり」(同)の銀縁からオシャレな細の黒縁に変えるなど、イメージアップに努めてきた。

 しかし総裁就任後も、「首相にふさわしい人物」で1・6%(産経・FNN合同世論調査、9月実施)に甘んじるなど、一向に人気があがらない。党首討論で押しの弱さがあらわになったこともあり、党内では「いい人が顔にもにじみ出ているが、『戦う野党』をアピールしてこそ、自民党の支持率も下げ止まる」(閣僚経験者)と不満が鬱積している。

 そこで出たのが「メガネ外し」という大胆なイメチェン作戦だ。「谷垣氏は細目で彫りの深い顔。コンタクトにすれば、キリリとした顔になり、『谷垣も自民党も厳しく変わった』とインパクトが出る」(中堅)というわけだ。

 しかし谷垣氏は夕刊フジの取材に対し、「そんなものを目に入れるなんて…」と及び腰だ。

 谷垣氏によると、メガネをかけ始めたのは高校生の頃。今では裸眼では、「視力検査の一番上の『C』が見えるか見えないか」(谷垣氏)の状態だ。

 そんな谷垣氏だが、実はコンタクトレンズに忘れられないトラウマを抱えている。東大時代、谷垣氏が日本女子大山岳部のコーチをしていた頃のことだ。

 「冬の岩登り中、ある女の子が突然コンタクトを落とした。当然見つからず、その子のスピードがグンとダウン。『日没までに頂上へ』との予定をクリアできなくなり、予定外の場所で夜を越すハメになった」(同)

 雪山で死の恐怖を味わったという谷垣氏。しかし、総裁就任時「一命を賭して」と誓った言葉を踏まえれば、異物を入れることなど難ないはずだ。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101016/plt1010161256000-n1.htm