日本の園芸 歴史学ぶ 咲くやこの花館、来月2日に講座 大阪

日本独自の園芸文化が花開いた江戸時代を中心に、日本人の植物との関わりについての歴史を学ぶ講座「花のある生活 昔〜今」が6月2日、大阪市鶴見区咲くやこの花館で開かれる。久山敦館長が企画し、講師を務める。

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 近年、「イングリッシュガーデン」を中心とした洋風のガーデニングが人気を集める中、それに勝るとも劣らない日本独特の優れた園芸文化を広く伝え、植物への関心を深めてもらおうと企画。江戸時代に花売り業者が使っていた道具のレプリカや、サクラ、アヤメなどの花を背景に取り入れた浮世絵などの美術作品、関連の映像を交えながら、久山館長が園芸の歴史を紹介する。

 大阪の商売人らが競い合って高値で取引した植物の話や、関東に先駆けて千年近くも前から苗などを作り、育て、販売する仕組みが整っていた関西園芸界の発展など、関西や大阪にまつわる興味深いエピソードも披露されるという。

 久山館長は「日本に昔からある花や植物にも目を向けてもらえるきっかけになれば」と期待している。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120515/osk12051502000000-n1.htm