造園若手、貴重な経験 

《全日本ガーデニング選手権》
■出場者きょう作品解説
 佐世保市ハウステンボスで始まった全日本ガーデニング選手権大会。多くのガーデニング愛好家の目を楽しませる一方、若手の造園職人が技を磨き、経験を積む場にもなっている。
 最優秀作品賞に輝いた大津市の造園業、寺下弘さん(67)は今回が初出場。この道52年だが「不景気で、最近は本格的な造園が減った」といい、若手にレベルの高い作品を見せようと10〜30代の後輩9人を連れて参加。作品の施工も担当させた。
 佐世保市の岩永邦夫さん(42)は昨年のワールドカップで外国代表の作品を施工したという。自身の出場は初めてで、「勉強になる」。太陽系をイメージした自作品は「分かりにくかった」と反省し「シンプルな構成の中にも見る人に印象づけられる要素が必要」と思い直した。
 24作品の展示は27日まで。13日は出場者による作品の解説もある。
■バラ祭 見ごろへ
 「バラ祭」開催中の佐世保市ハウステンボス(HTB)で、千種およそ100万本のバラが最も見ごろを迎える「バラスペシャルウイーク」が開かれている。園内では色とりどりのバラが美しさを競うように咲いている。27日まで。
 800種が咲くアートガーデンのバラ回廊では、複数の花を組み合わせた豪華なバラのアーチが楽しめる。期間中は、バラコンシェルジュ(案内人)による説明もある。
 五〜六分咲き。今週中に見ごろを迎えるという。

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