“黒幕”はビートたけし?東国原が相談、どうする今後?

宮崎県の東国原英夫知事が、来年1月20日の任期満了に伴う12月の知事選に出馬せず、1期目の今期限りで退任する意向を周辺に伝えていたことが、分かった。来年4月に予定される東京都知事選への出馬が取りざたされているほか、国政への関心も高く、次期衆院選も視野に検討しているとみられる。

 東国原氏は20日夜、宮崎空港で記者団に対して「検討中で結論は出ていない。(開会中の)9月議会で明らかにする」と述べるにとどめた。表明時期は、県議会の本会議がある24日か29日、議会最終日の10月12日が想定されている。

 関係者によると、東国原氏は今月になって複数の会合で不出馬の意向を示した。先日も師と仰ぐビートたけしさんに都内で会い、考えを伝えたとも述べたという。

 開会中の議会では進退に関する質問が相次いでいるが、東国原氏は「熟慮中」として態度を明示していない。一方、答弁や記者団とのやりとりでは「国の形や構造をどう変えるかが一番の関心」「口蹄疫がなかったらすんなり2期目をやっていただろう」などと強調。1年以内に衆院が解散されるとの見方を示したり、地方分権改革で「片山善博総務相ができなければ僕の出番だ」と語ったりするなど、国政に意欲も見せている。

 地元紙が7月に実施した県民世論調査では、約95%が東国原氏を支持しており、口蹄疫被害からの復興でリーダーシップに期待し、2期目を望む声が強い。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100921/plt1009211155000-n2.htm