首相、大敗疲れで“重役出勤”? 官邸入りは正午

菅直人首相は15日、予定していた午前10時の官邸入り時間を「来客などの予定がない」(首相秘書官)として正午に遅らせた。出邸時に記者団から「午前中は休んだのか」と問い掛けられると、「いやいや、いろんな手紙を読んだり(していた)」と答えた。

 首相は通常、午前から閣僚や党幹部らの訪問を受けたり、会議や官邸スタッフとの打ち合わせなどに出席したりしており、昼の出邸は平日ではあまり例がない。大敗した参院選の疲れが、まだ残っているようだ。

 仙谷由人官房長官は午前の記者会見で「政治家が考える時間を持たず、人と会ってばかりになるスタイルはいかがなものか。公邸での読書や構想を練る時間も重要だ」と説明。西日本を中心とした豪雨被害に関しては「公邸なので(何かあれば)瞬時に連絡がつく」と理解を求めた。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100715/plt1007151619001-n2.htm