ある意味当たっている?「最も影響ある100人」鳩山6位のナゼ

米誌タイムは29日、2010年の「世界で最も影響力のある100人」を発表した。その「指導者」部門になんと、オバマ米大統領らと並んで鳩山由紀夫首相が6位にランクインした。昨年の総選挙で党首として民主党を勝利に導き「日本を変えた」というのが同誌の評だが…。

 タイム誌は政治家で資産家の一家に生まれた鳩山首相について、自民党時代は「完全に予測可能な政治家」だったと紹介。自らが源流をつくった民主党の「より平等な日米同盟」「政治家主導」「透明性向上」といった政策をすぐ完全に達成することはできないだろうが「日本が事実上の一党支配の国から、機能する民主主義に変わる一助となった」とした。

 そのうえで「彼自身は革命家ではないが、一種の革命において指導者となった」とも説明した。

 米紙で「ルーピー(愚か)」と書かれた首相に対し、同誌がどの程度の知識を持っているのかは不明だ。ただ、首相は普天間問題などで迷走し、日米関係に大きな“影響”を与えかねない発言を連発しているだけに、同誌のランキングはある意味当たっているとの声もある。

 「100人」は同誌が毎年、政治家や科学者、芸術家、経済人などから独自に選出している。

 【世界で最も影響力のある100人=上位10人】

(1)ブラジル/ルーラ大統領

(2)台湾/エイサー・J.T.ワンAcerグループ会長

(3)米国/マイケル・ミューレン米統合参謀本部議長

(4)米国/オバマ大統領

(5)米国/ロン・ブルーム製造業政策担当上級顧問 

(6)鳩山由紀夫首相

(7)フランス/ドミニク・ストロスカーンIMF専務理事

(8)米国/ナンシー・ペロシ下院議長

(9)米国/サラ・ペイリン次期大統領候補

(10)パレスチナ/サラム・ファイヤド首相

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100430/plt1004301555004-n2.htm