「これ、効率悪くないすか?」作業の遅れを指摘したら逆ギレ

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■とりあえず主張を受け止めてやる(フリ)を

 さまざまなジャンルでツールが発達した便利な世の中に育ったこともあり、“効率的で合理的であることが絶対である”という価値観を持つ彼ら。情報量だけは豊富で、根拠のない自信が先行しているせいか、仕事の遅れを周囲のせいにして「これじゃあ、効率が悪いっすよ!」と“効率”を引き合いに出して逆ギレすることも。キレたいのはこっちのほうだ!という怒りは当然だが…。

 「そこはグッと我慢をして、『じゃあ、自分が効率がいいと思うやり方でやってみようか?』と本人にやらせてみることも大事です」(浅野氏)

 「黙って仕事しろ!」と感情的に発言してしまうと、「この職場には自分がいる意味がない」とまで一気に突っ走るらしいので注意が必要だ。

 思うままにやらせてみた結果、失敗したときのフォローは、“その4”を参照のこと(あぁ、手間がかかる!)。

■とりあえず「コレ言っとけ」!

 じゃあ、一度思うままにやってみる?

 とりあえず主張は聞く。ただし「その言い方は考えたほうがいい」の一言も忘れずに

▼その4 些細なミスで「俺には向いてない…」と激凹み

■「失敗」はNGワード! 「経験」と言い換えよ

 怒られた経験が極端に少なく、打たれ弱い彼らは、小さな失敗や注意されただけで「もう自分はダメなんだ…」と、どん底まで落ち込んでしまう。ちょっと注意しただけで、次の日に「心の病気になりました」とメンタルクリニックの診断書を持参するケースも稀ではないというのだから、たまったものではない!

 「メンタルの弱そうな人には特に、注意をする前の“クッション言葉”を用意します。『キツい先輩だって思うかもしれないけれど…ちょっと聞いてくれるかな?』『君の良い点と悪い点、どっちから聞きたい?』とあらかじめ保険をかけるのもテクニックの一つ。心の準備ができていないところに突然注意をされると凹んでしまうのです」(橋本氏)

 「そんなんじゃやっていけないぞ」「弱いな〜」など直接的な注意は思っても口に出さないのが得策だ。

■とりあえず「コレ言っとけ」!

 良い経験になったじゃん!

 失敗に目を向かせるのではなく、ここでも“成長”を引き合いに出してアドバイスを【続きを読む】

http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100422/zsp1004221606004-n1.htm