上海万博PRソング、使用停止 事務局、盗作疑惑調査か

【上海共同】5月1日に開幕する上海万博のPRソングが、日本のシンガー・ソングライター岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」の盗作ではないかとされる疑惑で、中国上海市の上海万博事務局は17日「PRソングの使用を暫定的に停止することを決定した」と公式ウェブサイトで明らかにした。

 事務局は「著作権上の争いがあることに関心を寄せている」としており、著作権侵害に当たるかどうか調査しているとみられる。北京五輪に続く一大イベントをアピールする楽曲が使用停止に追い込まれたことは、中国にとって痛手となりそうだ。

 盗作疑惑は最近、中国のインターネット上で浮上。二つの曲のメロディーが最初から最後まで酷似していると指摘され、掲示板には「万博は世界に中国をアピールする場なのに、恥ずかしいことだ」などと非難する書き込みが相次いだ。

 日本メディアがこの疑惑を報道。岡本さん側が公式ウェブサイトで近く対応を明らかにする考えを示すなど波紋が広がったことから、事務局は早期に使用を差し止める判断をしたとみられる。

http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041701000832.html