春呼ぶロトウザクラ 松川町・青年の家で開花

5月中旬並みに気温が上がった5日、松川町大島の県松川青年の家で樹齢30年余のロトウザクラが開花した。例年より2週間ほど早いといい、職員らは「春が来たなあ」と早々に実感していた。

 ロトウザクラは計3本。2月下旬からつぼみが膨らみ、この日午前、駒形弘之所長(53)が最も日の当たる木で4輪が咲いているのを見つけた。午後2時前後には、白や薄桃色の花が次々にほころんだ。

 同青年の家が開設された1978(昭和53)年、現在の長野市立長野図書館から苗を移植。今年2月には雪の重みで3本のうち2本の幹が折れる“受難”もあった。無事に開花し、駒形所長は「枯れたら寂しい。良かった」と胸をなで下ろした。花の見ごろは3月中旬ごろという。

http://www.shinmai.co.jp/news/20100306/KT100305GYI090003000022.htm